「ちょ…やっぱりちょっと待って」
居酒屋の個室トイレの中という狭い空間。
酔った勢いも手伝い、後先を考えずに互いに生まれたままの姿となった俺達。
このまま一気に…というところで、心のどこかでブレーキがかかった。
俺とこの男は、今夜の飲み会を通じて、つい先ほど始めて会ったばかり。
たまたま少し会話が盛り上がって、そのまま成り行きで…
「ほら、俺達まだ…お互いのこと何も知らねえし…物事には順番ってもんが…」
自分でもここまで来て今更…とは思う。でもさすがに唐突過ぎる…
「どうした?やっぱり怖くなったとか?…始めてっていう歳にも見えねえけど」
チュッ、チュッと俺の体に舌を立てながら男は意外にも落ち着いた口調で問いかけてくる。
ゲイ同士の飲み会。勿論、参加した目的の一つとして、こういった相手を見つけることも含まれる。
でも、でも… ここで受け入れてしまうのは…
「体の方は正直なもんだな。もうこんなに垂らしちまって」
あれこれ堂々巡りを繰り返していた俺は、男の声で我に帰る。
男は俺の肉棒から溢れ出る我慢汁を指で絡め取り、糸を引かせながら挑発的な視線を向けてくる。
制御のきかない自分自身の淫らな部分に、思わず顔が熱く火照る。
何か言い返さなければ…そう思い俺が唇を震わせた瞬間、男は何の躊躇いもなく俺に口づけをした。
生温かく湿った男の舌が俺の口内を強引にかき回す。
「んんんっ!ぐ…んんっ!!」言葉が言葉の形を成さない。
唾液が互いの口内をねっとりと行き来し、目の前の世界が淫らに揺らぐ。
チュパ…男が徐に唇を離す。今度は互いの唾液が豪快に糸を引き、だらしなく床に垂れ落ちていく。
「あ…うぅ…」俺はトイレの壁にもたれかかり、ズルズルと崩れていった。
「順番って言ってたよな、さっき」しゃがみ込んだ俺の耳元で男が囁く。
「連絡先交換して、デートして…なんてことない会話交わして、手を握って、キスをして…
それってそんなに大切なことか?きっとその間、ずっと悶々としてるんだぜ…心のどこかで」
男は緊張して汗ばんだ俺の体をギュッと抱きしめ、淡々と続ける。
「俺は、あんた相手なら…そんなモノ全部飛び越えたい」
男の本心ともとれる言葉を聞き、全てを受け入れ始めている自分がいた。
始めて交わる場所としては最低かもしれない。
飲み会に参加している他の連中も、なかなか戻らない俺達について
そろそろ事の成り行きを察し始めている頃かもしれない。
色々なことが頭を過るが、もう…それでもいいと思えた。
男は右手の親指と人差指で輪を作り、俺の肉棒を包みこんだかと思うと
カリ下のくびれ部分を絞り上げるように扱き始める。
一気に尿道の中で精液が沸きたち、射精感に襲われる。
「俺、我慢できねぇ…」
男はそう告げると、俺の我慢汁をたっぷりと纏わせた人差し指を、そっと俺の菊門に差し挿れる。
自分の我慢汁がローション代わりとなり、みるみるうちに男の指が飲み込まれていく。
「がぁぁっ!…んんんっ!! も、もっと…欲しい…」俺は無意識のうちに欲していた。
それが男の耳に届いたためか、男は一気に反り返った肉棒を突き出し、俺の中に入って来た。
先端が壁に当たっているのが分かる。体の芯が熱い…今まで生きてきた中で一番気持ちいい。
「ほら、やっぱり最高だったろ?俺達の相性」
男は前後に激しく腰を振り、俺を突き上げながら囁く。
ビタンビタンと音を立てながら下腹部を打ちつけ合う度に頭の中が真っ白になっていく。
昨日まで全く別の人生を歩んできた二人が、こうして今、誰よりも深く淫らに繋がり合っている。
その生き方がどのようなものであったのか、何一つ知らない。
でも今この瞬間、二人が誰よりも深い関係にあることは間違いない。
頭の天辺から足の爪先まで…もう何の説明も必要無い程に分かり合い、感じ合っている悦び。
「ああああっ!ああああっ!俺っ!!もう!!」
「分かってる。一緒に… んんんっ!!」
男が俺の中に全てを放った瞬間、俺も大量の白濁を吐き出し、果てた。
四方八方の壁に飛び散った白濁がゆっくりと垂れていくのを眺めながら俺達は呼吸を整えていった。
「これからゆっくり知っていけばいい…お互いのこと」額と額を合わせて男が囁く。
「もう…これ以上無いってくらいに色々知っちゃったけどな…」俺は男を抱き寄せた。
どうも!こんなにちゃんと話書いたの久々だ。最近しょっぱい投稿ばかりだったから。
今回は終わってみればただのヤリチン話のような。
でもやっぱりエロ描写を文章に起こすのは楽しい♪色々と気分的にアがりますね。
まぁ最終的にいつもの自己満足なので、需要の有無は定かではありませんが。
それにしても最近、雪が多いですね。でもただ雪が降っただけでトップニュースになる東京の
風潮ってどうなんだ。雪国並みに積もったら報道特番組まれそうだ。
久々に会った高校時代の友人からスノボに誘われたんですけど、どうもアレは苦手で(笑)
まぁウインタースポーツ自体、さほど得意では無いんですが、あんな板一枚に乗っかって滑るのは…
やってる人見たらかっけーなぁって思うんですけどね。俺は無理。こたつで日本酒飲んでる方がいい。
子供の頃、水溜りが凍っていただけでテンションが上がったあの感覚、もう皆無だわ…
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- 2012/02/19(日) 17:54:28|
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どうでもいいことですが、プロフ画像変えました。
…確かにもう若くない。
…ジム通いもサボり気味だ。
…ほら、冬だし。厚着してりゃ体型なんて分からない。
…この世でビールほど美味い物は無い。お気に入りの居酒屋の兄ちゃん目当てに通いまくった。
ええ、油断してましたよ。
気がつけば下っ腹がふっくら。
メ、メタボだと!? 認めん!俺は認めんぞ!!
会社で後輩に「お前、だらしない体型になるなよ。太るなんて気合が足らねー証拠だからな」
とか何とかドヤ顔で言ってた俺がメタボて!!
神様!もう宅配便の兄ちゃん目当てに意味無くネット注文しまくったり
電車で向かいに座ったリーマンの、夜のお勤め姿妄想しまくったり
酔ってよろけたフリして居酒屋の兄ちゃんの股間にしがみついたり
隣の部屋に越してきた金髪兄ちゃんがベランダに干してるボクサーパンツ見てニヤニヤしたり
その他にもあんなことやこんなことは控えますから!
どうかメタボだけは!
…ロクなことしてねーな、俺。
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- 2012/02/05(日) 20:15:45|
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「ふひー、さっぱりしたぁ。やっぱでっかい風呂はいいねぇ♪」
機嫌良く浴場から出てきた青年。
古びた銭湯の脱衣所には少々不似合な印象を受ける。
「兄ちゃん、ここじゃ見ない顔だね」
横で着替えをしている老人が声をかける。
「え?あぁ、俺っすか? いやぁ家の風呂が壊れちゃってて(笑)
でも今晩、彼女が泊まりに来るんすよ。
やっぱ綺麗にしといた方がいいっしょ?…色々楽しむためには♪
あ、おばちゃーん!コーヒー牛乳一本もらうぜ~!」
どうも。更新したかと思えば、とんだ落書きでごめんなさい。
ええ、そうですとも。恒例となってしまったボツ絵のコーナーです。
一応どんな形であれ更新した方がマシなはず!…だよね。
これはただ単に銭湯でのノンケが描きたかっただけのような…
もともとここに載せるためではなく、完全に暇つぶし感覚で描いたものだったと思います。
今回は特に何のエピソードも無いので、ちょっと変なコーナーいってみようと思います。
“俺が最近言われて衝撃的だったこと”
久々に電話してきた親より
「前から言いたかったんだけど…あんたいつ結婚する気なの?」
いつもの居酒屋の兄ちゃんより
「今度、会社の女の子紹介して下さいよ!あ、合コンやりましょ!合コン!」
コンビニで新人らしき店員より
「あ、マジやばい。レジの使い方分からないんでこのまま待っててもらえます?」
…書いててモヤモヤしてきたw
酒飲んでさっさと寝ることにします(笑)
あ、インフル流行ってるみたいなんで、みなさん気をつけて!
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- 2012/01/29(日) 22:26:14|
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「ムッ… モゴッ… ンンッ…」
真夜中のフロア。
二人組の男が暗がりの中、金庫のダイヤルをゆっくりと回している。
その後ろには無様に全裸で縛りあげられた警備員の姿。
「うわ、兄貴見て下さいよ。この警備員、ケツにバイブ突っ込まれて勃起してやんの!」
「ムゴッ… グフッ!…」
男の一人が警備員に歩み寄り、雄穴に挿入したバイブを指でいじくる。
「おい、遊んでねーで金庫開けるの手伝え。俺達強盗やりに来てるんだぞ。
…それにしてもお前も変わった趣味だよな。男相手にそんなコトして何が楽しいんだか」
兄貴分らしきもう一人の男がダイヤルを凝視しながら、半ば呆れ気味に呟く。
「いいじゃないっスか、俺の趣味なんですから♪
それにしてもいいケツしてんなぁ…
もう俺的には金庫の中身よりアンタの方に興味深々なんだけどなぁ♪」
男はそう言うと、警備員の雄穴からバイブを一気に引き抜く。
「ムグゥゥッ!?」
ビクンビクンと体を痙攣させる警備員。
バイブが抜けた雄穴はすぐには閉じきらず、不規則に脈打ちながら
トロトロと潤滑油として使ったローションを吐き出し続けている。
「あぁ…やべぇ… もう俺無理、我慢できない!!」
男はそう言うと、ガチャガチャと自らのズボンのベルトに手をかけ
隆々と勃起した肉棒を露出させたかと思うと、一気に警備員に覆い被さり強引にそれを挿入した。
「グッ!! ンンンンンッ!!」
言葉にならない警備員の呻き声が響き渡る。
「金庫開いたら、コイツ等放置してさっさと引き上げよう…」
兄貴分の男は黙々とダイヤルを回し続ける。
どうも。毎度アホみたいな設定でスンマセン。
このアングル、前から描いてみたかった。…なんだか余裕がなくて色々手抜きなんですけど(笑)
それにしても絵を描く時間がとれない…もっと量をこなして、少しでも上達したいのに。
あ…話は変わるんですが、先日俺の住んでるマンションの隣の空き部屋に新しい住人の方が
引っ越してきました。結構長いこと空いたままだったので、久々のお隣さん。
夜、インターホンが鳴って受話器を取ると「新しく越してきた○○です。ご挨拶に…」とのこと。
低めの男の声。「へぇ、ちゃんと挨拶に来るんだ」と思いつつ何気なくドアを開けると…
銀髪に革ジャンに黒サングラス。思わず「うおっ!」って声に出してしまった。
なんだかマシンガンとかぶっ放しそうな勢いだ。
「あの…自分…ロックやってるんで、もしうるさかったら遠慮せず言って下さい」
そう言ってヒヨコまんじゅう渡された俺。
どうしよう、また気になる男が一人増えてしまったじゃないか。
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- 2012/01/22(日) 22:37:34|
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「ほら先生、ちゃんと綺麗に後始末してくれよ。そうそう…舌ペロペロさせて」
「お、お前等… こ、こんなコトして後で…どうなるか…」
「へ?一体どうなるってんだよ(笑) 一番興奮してんの先生じゃん。
こんなにフル勃起させちまって… おっと出そうになってんじゃん、指で塞いどいてやるよ」
ズポッ…
「やっ!? やめっ!! ぐぅっ… 頼むっ!! イぃぃ…イかせてくれぇ!」
どうも。とりあえず新年一発目はストレートにこんな感じで始めてみます。
正月はひたすら飲み歩いてて、今となってはよく覚えてなかったり(笑)
一応初詣には行ったんですけどね。おみくじは吉でした。中途半端な。
さてさて、今年もあいかわらずな感じで描いていこうと思っとります。少しは上達しろよって感じですが。
あと今回、一発目ってコトで何書こうか考えてたんですが、これまで何年もやってきまして
その間、コメ欄やメール等で色々といただいていた(そして放置していた)質問にでも答えてみようかなと。
…まぁ答えれる範囲のモノに絞ってますが(笑)
お前自身のことに興味ねえんだよって感じでしょうが、そのままにしとくのもアレなんで…
もの好きな方のみどうぞお付き合いいただければ。
Q1.こっちに目覚めたのはいつですか?
A1.うーん。少なくとも小学生の時にはすでに男性教師にベタ惚れでした。
Q2.酒好きなんですね。一番好きな酒はなんですか?
A2.ビールより美味いモノなんてこの世にあるのだろうか。
Q3.カラオケで〆に歌う曲は?
A3.最後はブルーハーツで跳びはねます。
Q4.最近買ったモノで一番高価なのは?
A4.腕時計。バイクより高かった。(まぁバイクは中古ですがw)
Q5.このサイトの画像、無断転写されてましたよ!
A5.マジでか!俺のイラストの一体どこに需要が。
Q6.AKBで推しメンは誰ですか?好きな曲あります?
A6.俺がノンケなら、こじはる辺りに惚れていたのでは。曲はRIVERです。
Q7.好きなバラエティ番組は?
A7.最近あんまり観れてないなぁ。世代的にはめちゃイケ世代なんですけどね。
Q8.ドラえもんの秘密道具でひとつ貰えるとしたら?
A8.スペアポケット。
Q9.彼氏が出来なくて困ってます。どうしたらいいですか?
A9.俺も困ってます。
Q10.おい、Short storyは一体どうなってるんだよ。
A10.え、なに?聞こえない。
ではでは、こんなサイトですが今年もよろしくしてやって下さい!
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- 2012/01/09(月) 12:27:11|
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