2ntブログ

ゲイイラストブログ SPLASH

ゲイ要素を含んだイラストを描いていきます。同性愛に理解の無い方、18歳未満の方は閲覧をお控え下さい。  ◆◆◆画像の無断転載等についてもお控え頂くようお願い致します◆◆◆

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

エレベーター

エレベーター
ギギ…ガタン…異様な音と共にエレベーターは大きく揺れ、階と階の狭間で動きを停止した。
「な、なんだ!?どうした?」俺と先輩は思わず顔を見合わせ“開”ボタンを押し続けた。
階数表示のランプは消えており、明らかに何かの不具合が発生していることが見て取れる。
「あ、先輩、この非常通報ボタンっての押してみます!確か外部の管理会社に繋がるはず…」

時刻は23時過ぎ、オフィスを出たのは俺達が最後…このままでは朝まで誰にも気付いて
もらえないかもしれない。残業なんてさっさと切り上げてしまえばよかった。
その上一緒に閉じ込められたのが、よりによって先輩…
そう、俺達は心も体も許し合った関係だった。…つい最近までは。

「あ、こちら○×管理です。おケガはありませんか?只今、配電盤に異常が発生いたしまして
 一時的に昇降機が停止している状態です。復旧までもうしばらくお待ち下さい。
 本当に申し訳ありません。」やっと外部に通じたようだ。俺は胸を撫で下ろす。
「あー、ツイてねえなぁ。今夜見たい深夜番組があるのによぉ。」先輩がポツリと言う。
「な、なに呑気なコト言ってるんスか!先輩、明日大事なお見合いがあるってのに!
 取引先銀行の会長の娘さん…これが上手くいったら、大出世間違い無しなんですよ!?」
俺は先輩には幸せな道を歩んで欲しい。
男…それも俺なんかとの関係で道を踏み外して欲しくは無い。先輩はもっと上へいける人だ。

「な、久しぶりにヤろうか?ここでさ。最近俺さぁ、もう溜まって溜まってしょうがないんだよね。」
「せ、先輩…ふざけないで下さい!俺たちはもう終わったんです。」
ガタン!エレベーターに振動が走る。先輩が俺の肩を掴み壁へと押し当てたのだ。
「終わった?お前が勝手に終わらせようとしてるだけじゃねーか。俺は何一つ納得してねーぞ。」
先輩は俺のワイシャツに手をかけると慣れた手つきでボタンを外していく。
その手はそのままズボンのファスナーに伸び…あっという間に赤黒く勃起したペニスが顔を出す。
鈴口からは既に透明の先走りが漏れ出しており、先輩はそれをいつものように指に絡め取り、
口の中へと運ぶ。そしてそのままキス…俺の先走り液が互いの舌の上を淫らに行き来する。
「こ、こんなコト…し、してちゃ駄目なん…です。せ、先輩は…うっ!…俺なんかと…」
俺が喋るのを遮るように先輩は俺の体を舐め回す。さすが互いの体の隅々まで知り合った仲、
耳の裏、首筋、乳首、脇の下…俺の性感帯を的確についてくる。頭の中が真っ白になっていく。
しかし、ただでさえ一日中働いた後の男の体、加えて密室内での熱気…きっと今の俺は…
「ったく汗臭え体だな…でもお前のこの匂いがクセになっちまってよ…時々無性に欲しくなる…」
あぁ、先輩には俺が体の匂いを気にしたことまでお見通しってワケか、やっぱスゴイや、この人。

「このワインレッドのネクタイ、それにその黒フレームの眼鏡…両方俺が選んでやったヤツだな。
 そんなモン大事そうに身に付けながら終わっただの何だの言ったって説得力ゼロだぜ。」
先輩に痛い所を指摘され俺は言葉に詰まる。
「しかしそのワイシャツはガキっぽいな…今度俺がもっとセンスいいの選んでやるよ…」
カァッと耳が熱くなる。好きだという気持ちが溢れ出しそうになる。
「お前…見合いのこと気にしてくれてるんだろ?言っとくけどな、お前が俺のこと心配するなんて
 10年早いんだよ!…俺はなぁ…あんな下らない縁談、はじめから受ける気ねーよ。」
グイッと先輩は俺を抱き寄せる。先輩の体の温もり、胸の鼓動、全てが手に取る様に分かる。
「俺が好きなのはお前なんだよ、いいか?何度だって言うぞ?お前のことが好きだ。」
嬉しくて、嬉しくて…涙が止め処なく零れ落ちていく。「先輩、俺も…」

ギギ…ゴトッ!エレベーターが動き出す。ゆっくりと1階ロビーに向かって。
チーン、機会音と共にドアが開く。すかさず先輩の手が“閉”ボタンへと伸びる。
開き始めたドアがまた閉まり、二人だけの空間が戻る。
「あー、終電行っちまったな。まぁ明日、このままボサボサの状態でフラれに行くのもいいか♪
 だからさ、ほら、もう少しこのまま…」先輩はニカッと笑ってみせる。

エレベーターよ、止まってくれて…俺と先輩に素直になれる時間をくれて…本当にありがとう。

どうも氷です。今回も文章長いなぁ…もっと簡略化して書けるようにならないと。
エレベーターってちょっとしたエロ空間ですよね。え?そんなこと無いって?
山小屋とかでもそうなんですけど閉ざされた空間ってのは必ず何かが起こりますよね!
あと今回、いつもよりちょっとオシャレなリーマン描きたかったんですけど改めて俺自身の
センスの無さが浮き彫りにwもうコレはどうしようもないな(笑)
あぁ…最近ほんと暖かいな…そろそろGWの計画でも立てるかな。…気が早い?

テーマ:同性愛、ホモ、レズ、バイセクシャル - ジャンル:アダルト

  1. 2009/04/12(日) 22:41:19|
  2. イラスト
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:4
<<色情大工 | ホーム | 汚れたHERO>>

コメント

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます
  1. 2009/04/13(月) 20:33:50 |
  2. |
  3. #
  4. [ 編集]

ども^-^今回もいいっすね~この話になるまでの展開をみてみたくなります^-^先輩・後輩の関係いいですね~俺もこんなかっこいい先輩がほしい(>0<)(笑)
  1. 2009/04/15(水) 22:11:30 |
  2. URL |
  3. チェリー #-
  4. [ 編集]

ありがとうございます!

>空さん
確かに俺も普段は野生的なオッサン好きなんですけど、
たまーに洒落っ気のある男も描いてみたくなりますw 
ふと思ったんですが、組み合わせて洒落っ気のあるオッサンとか描いてみたい…
(需要があるかどうか不明ですが 笑)
ドラマやら映画見てても思うんですが、一途な男ってのはいいですよね。
見てるこっちまで気持ちよくなるってモンですよ!
今回みたいな上から目線で一途な人もいいですけど、
忠犬ハチ公並みに一途に慕ってくれる人もいいな…何考えてんだか(笑)
それではまたっ♪
>チェリーさん
どうも!そうですよねwこうなる前の関係を描いた方が
美味しいシーン満載だったように思うんですが
いつも変な場面選んじゃうのが俺の悪い癖ですw
先輩・後輩の関係って、人前での立ち振る舞いと
二人だけになった時のそれとのギャップがたまらない!
(まぁ興奮してんの俺だけだけど 笑)
チェリーさんも忙しいと思いますが更新頑張って下さい!
  1. 2009/04/16(木) 23:12:18 |
  2. URL |
  3. 氷 #-
  4. [ 編集]

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます
  1. 2009/04/29(水) 00:46:34 |
  2. |
  3. #
  4. [ 編集]

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://splashyou.blog.2nt.com/tb.php/71-efb4dfd3
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

氷(ひょう)

Author:氷(ひょう)
絵を描くことが趣味の♂
一応社会人

最近の記事

最近のコメント

過去のイラスト

カテゴリー

訪問者数

リンク

このブログをリンクに追加する

バナー

当サイトはリンクフリーです

banner

RSSフィード

ブログ内検索

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文: